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エピソードのお花作らせて頂きました!

こんにちは、今週は雨がシトシトと冷たい東海地方。

花粉もまだまだな季節ですが、私の花粉症は毎年スパッと終わるんです。友達に話したら珍しいねって言われたんですが。。。
ちなみに今年はおととい終わりました。それまでの目の痒さやクシャミが突然終わりを告げるんです♪
あとは桜を待つだけです。

さて、先日花にまつわるエピソードを募集しまして、何人かの方が本当に心が震えるエピソードを送ってくれました。

共通してたのが、やっぱり大切な第三者の存在と言いますか、誰かを想っての花ってのが心の中にあることが伝わってきました。

その中から、お一人の方を選ばせて頂いて写真の花を作りました。エピソードと共に読んで頂けたら幸いです。

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私は、26歳のときに母を亡くしました。

すこし難しいガンだったのですが、看病している私たち家族より自分の回復を信じて頑張っていたし、
誰より病気に気持ちで負けていませんでした。

母の闘病中、何度も聞いた矢野まきさんの「窓」という歌に励まされてきました。
真っ白な病室と、母が出られない外の世界を結ぶ唯一の窓。

窓をすこし開けると、春の鳥の鳴き声が聞こえ、真っ白なマロニエを、未来色のポピーに変える。
そんな歌詞に、希望を見出しては、病院帰りに泣きたくなる気持ちをこらえて、この歌を聴き続けました。
ポピーがどんなお花かを知ったのは、母が亡くなってしばらくして、お花にすこし興味が出てきたころ。
それは、母と一緒に家族みんなで出かけた先で見たお花でした。
母の大好きなオレンジと黄色のポピーが咲き誇るなかを、家族で歩いた思い出が、今でも忘れられません。

それから数年後。私は母と同じ保育の現場で働くことになりました。
現場の環境の変化で大人を信じきれず、なかなか心を開いてくれない子どもたち。
そしてなにより子どもに慣れていない私。

それでも、母ならどうするか?母からはどう育てられたか?を思い出しながら。
少しずつ、子どもたちの心がほぐれてきた頃、私が初めて叱った子どもが立ち止まっていました。
その子が懸命に道端でお花を詰んでいたのです。

お母さんに持って帰るつもりの青い矢車草を、たくさんいるスタッフの中から、
私にと、ひとつ、ふたつと数えてプレゼントしてくれました。
そのお花、どこかで見たことあるなぁと、そのときは思い出せませんでしたが、母の仏前にお供えして思い出しました。

青い矢車草は、私が彼女と同じくらいの年の頃、母の日のプレゼントに選んで買った、あの造花と同じお花でした。

ひとにしたことは、いつか自分にかえってくる。
そんな母の口癖を思い出しました。

エピソード頂いた方にこちらの染め花をすでにお届けしたのですが、とても喜んで頂きました。

花の持つ力。

想い出の花を形にして身近にあることも、また心強くいれるかもしれないですね。

普段はリースやアクセサリーを作ることが多い私ですが、誰かの思い出に少しでも寄り添い、染め花を作るという体験ができて、
やっぱり染め花を作ることが好きだなぁって再認識させていただきました。

エピソードを頂いた、S様本当にありがとうございました!

また、色んな形で皆様と関わっていけたらと思いますので、楽しみにしててくださいね。

Somehana Mano
真野 直子